きやま人づくり大学に夫婦で参加してきました。
参加者は30代〜70代と幅広かったです。
場所は基山町の名所、基山町立図書館。
目次
“きやま人づくり大学”とは？
講座の趣旨は
”基山町の魅力や課題を学び、
90分×全４限の日程で4ヶ月に渡っておこなわれます。
今回の１限目は
「基山町の特産品のエミュー事業の取り組みについて」
エミューとは？
オーストラリアの国鳥：エミュー
オーストラリアの原住民アボリジニの間では「神の鳥」
2019年現在、基山町では５００羽ほど飼育しているらしい。
エミュー事業をする目的
エミューを起爆剤として、基山町を活性化することが目的。
細かく分けると下記の4つ。
- 中山間地域農家等の所得向上
- 基山町の特産づくり
- 新たな観光事業として活用
- 核とした連携体による波及効果（連携した新商品開発など）
なぜ基山町にエミューだったのか？
実は、ここが私が1番気になっていた所。
オーストラリアの鳥と基山町がどう関係あるのか不思議に思っていたからです。
主な理由は以下の４つ
１. エミュー飼育の受け入れ先話が来た時に、一番乗りに手を挙げたのが基山町だった。
２.佐賀県のチャレンジ交付金が出るタイミングと重なった。
3.ふるさと名物応援宣言の時に名物が決まっておらず、その枠にエミューが入った。
4.地元の人々がエミューの放牧の土地を快く提供してくれた。
いくつものタイミングが重なり、
基山町の町興しのシンボルの１つになったようです。
エミューの凄いところ
沖縄の豚のように・・・
とまではいかなくとも、捨てるところがほとんどないらしいです。
食肉、脂、卵、羽根までも、人々の生活に有効活用できるそう。
（皮も活用できないかと現在取り組み中らしい）
脂肪分が万能
皮脂構造が人間に近いので、肌への浸透性が高いそうです。
また、エミューは胸肉がなく、
その脂肪分からとったオイルがとても万能と言われています。
オレイン酸、ビタミンｅ、多価不飽和脂肪酸が豊富なんだとか。
アボリジニは万能薬としてエミューオイルを使っていたらしいで
久光製薬さんも商品化
ヘルシーな赤身肉
高鉄分、高タンパク、低糖、低カロリー。
エミューカレー、エミューハムなどもあるそうです。
エミュー
きやま赤身鳥（エミュー）
150g焼肉にして食べる前に塩コウジにつけて食べると柔らかくて美味しい^_^今回塩コウジは朝倉のカネダイさんの塩コウジ#エミュー #エミュー肉 #食肉 #健康 #塩コウジ #佐賀県基山町 #朝倉 #カネダイ #きやまファーム pic.twitter.com/jwdw9mrzoZ— きやまファーム (@MsyWmt) September 30, 2017
基山町では、一福、ホットステーション、
餌代が安い
さらにエミューちゃんのいいところは雑食。
餌代が他の動物に比べてかからない。
年間15,000円くらいだ
病気に強い
鳥インフルエンザの心配もこの10年間なかったらしく、
未知の鳥を自分たちの地域で育てるとなると、病気なども怖いですよね。
この特性は地域で特産品にするにはかなり重要なことだと感じました。
卵もすごい
白身がとてもきめ細やかで、
殻の色が深い黄緑色で、
宇宙的な色になるとも言われているようで、
ダチョウのように大きい卵
奇妙な羽根
一ヶ所から２手に分かれているような形なので、
お守りなどにも使用されていて、基山PAでも販売中。
まとめ
このように、エミューはいいところがたくさん。
その昔、アボリジニたちの生活を多いに助けたのだろうと想像できます。
エミューが「神の鳥」と呼ばれる理由。
他にもあるかもしれないけど、
そんなエミューたち。
基山町での目的は
中山間地域と町全体の活性化をさせること
エミューの愛くるしさと人間に与えてくる恩恵を感じながら
さらなる基山町の発展にもつながるといいなと感じた講座でした。
余談
この数週間後、エミューと出会うことに・・・
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