障がい福祉サービス事業PICFA:きやま人づくり大学2019【2限目】

人づくり大学の2限目に参加してきました!

1限目はこちら

基山町の特産品エミュー事業:きやま人づくり大学2019【1限目】
夫婦で1限目に参加!基山の特産品として売り出している”エミュー”。インパクトだけではないエミューにした理由とは?エミューは捨てる所がなく、高タンパク・低カロリー・高鉄分で美容にも良い?

場所はお馴染みの基山町立図書館。

妻は仕事があるため、最前列に一人で臨みました。

基山町の老若男女に認められるパワースポット〜基山町立図書館〜
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“きやま人づくり大学”

講座の趣旨は

”基山町の魅力や課題を学び、

情報の発信や解決策を実践する人材の育成を図ること”

90分×全4限の日程で4ヶ月に渡っておこなわれます。 

今回の2限目は

「障がい福祉サービス事業「PICFA」について」

 

PICFAって何?

医療法人清明会 障がい福祉サービス事業所「PICFA(ピクファ)

Picture(絵画)Welfare(福祉)からとった造語だそうです。

2017年7月に医療法人清明会 きやま鹿毛病院内に障がい福祉サービス事業所としてオープン。

施設形態は就労継続支援B型。

なんと!

医療法人の病院の中にある障害者就労支援事業所として日本初!

初なのには理由がありました…

 

施設長:原田啓之(はらだひろゆき)さんがとても面白い方です。

PICFAの前にも福祉事業サービス事業所:JOY倶楽部で福祉事業に、

15年ほど携わっていた実績の持ち主です。

アートと福祉の融合。

「福祉の概念を変えたい」 ピクファ施設長・原田啓之さん あの人を訪ねて(13) | まちの話題 | 佐賀県のニュース | 佐賀新聞
基山町の鹿毛医院の中に2017年7月から、絵を描くなど創作活動を通して自立を支援する障害福祉サービス事業所「PICFA(ピクファ)」が開所している。知的障害やダウン症、自閉症などの10~40代までの10人がそれぞれの得意技を生かして、他の人...

就労継続支援事業

通常の事業所に雇用されることが困難な障害者につき,就労の機会を提供するとともに,生産活動その他の活動の機会の提供を通じて,その知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業。「A型」「B型」の2種類。

違いを簡単にまとめるとこんな感じになりました。

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仕事内容

絵画制作及び販売、デザイン、イラスト提供、壁画、ライブペイント、各種ワークショップ提案と実施(商業施設での缶バッジ製作WSや教育機関でのWS)、オリジナルグッズの販売、企業など承認コラボやブランディング等

利用者さんたちが一枚一枚、作品を作っています。

実績紹介

  • 佐賀県庁 佐賀県知事山口知事の名刺デザイン
  • 阪急阪神百貨店「アートボディーギャラリー」ヘアーアートマネキンの制作展示
  • JR九州イベント「JR九州ウォーキング」にてスケッチ・グッズ販売(基峰鶴酒造)
  • キャナルシティOPA ライブペインティング
  • 化粧品ブランド「NESNO」とコラボ 全国イオン70店舗で販売開始

その他、多数。

博多のもつ鍋:一藤の壁画こと壁場

目指しているところ

施設長の原田さんの話を聞いて感じたこと。

それは素晴らしいアートを作って販売して利益を得ること!!

ではなくて、利用者さん達の社会との繋がり自立支援

ついついアートとして価値に目が行きそうですが…。

 

B型はA型と違って、利用者の主体性・決定力が養われるとのことでした。

その日に何の仕事をするかも自分で決めてるそうです。

利用者の加田さんはA型施設で働いていても、丁寧過ぎて合う仕事がなかったとか。

その丁寧さがB型のPICFAだとアート言う形で活かされているようでした。

↓スイカの中にスイカの絵

話を聞く中で日本全体の課題も知ることができました。

それは福祉事業は採算が取れず事業として難しい。

だからこそ、病院内で福祉事業をやるところはなく、PICFAが初となったようです。

原田さんはそこから脱却して、社会地域の地域資産化を目指すと。

※このあたりの熱い想いは是非、原田さん本人に聞いてみてください。

アクセス

〒841-0204 佐賀県三養基郡基山町大字宮浦399−1

営業時間・定休日

  • 営業時間: 9:00~18:00
  • 定休日:きやま鹿毛医院に準じる

お問い合わせ先

TEL: 0942-92-2650

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2人との意外な接点

実はPICFAのある鹿毛病院。

家族が人工透析で通っている施設でした。

車で送迎していたこともあり、まさかこんな施設があったとは…。

医療法人清明会やよいがおか | 鹿毛病院
鹿毛病院(佐賀県鳥栖市)のホームページ。受付時間は、平日の8:30〜12:00/12:00〜17:00、土曜は8:30〜12:00、日曜休診となります。

 

元々、妻は社会福祉士として働いていた経歴の持ち主。

私以上に福祉のことには関心が強く、PICFAは気になっていたようです。

去年、基山のフューチャーセンターラボでPICFAの話があり、妻と聞きに行きました。

※フューチャーセンターラボについては妻が記事執筆中。

それから妻は鹿毛病院のPICFAや展示会を母と訪れたり、街中でばったり原田さんにあったり(笑)

基山の酒蔵で展示会

利用者:加田さんのTシャツ

 

年末にあったPICFAの忘年会には妻と参加して来ました。

これまで基山で繋がっていた方々とも会うことができた楽しい時間になりました。

そして、豪華景品もゲットしました(笑)

まとめ

「みなさん、ワクワクドキドキしていますか!?」

原田さんの最初の発言がとても印象的でした。

施設で働いている自分たちがワクワクドキドキしていないと、利用者さん達も楽しめない。

そんなニュアンスのことを言っていました。

 

福祉の問題というか、社会的な課題を目の前にした時は圧倒されそうになります。

自分には大きすぎるとか、国や地方自治体がやるべきだと考える人もいると思います。

それを施設長の原田さんは楽しく挑戦しているように感じました。

(きっと裏では大変なことが…あるのかもしれないしないのかもしれない)

 

結婚を機にようやく地元:基山に目を向けた私ですが…

自分の周りから少しずつ関わりを広げていき、助け合える地域になればいいなと思います。

と、真面目に考えていたらお腹が空いた!

すぐさま近くの一福食堂へ。

 

ちなみに、

人づくり大学:3限目の授業は、

一福食堂の店主のお話です!!

基山の旬の食材とエミュー料理が食べれる!地域に愛される一福食堂
創業30年以上の地元で愛されている食堂ですが、2014年2月に火事で全焼という悲劇に見舞われます。再開するかどうか迷ったそうですが、「心和む場所に」という女将さんの想いから再開!地元の食材を使ったランチやディナー、エミューを使った料理も楽しめます。夜になるとおつまみ系もあり。

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